この世の地獄をとくと味わうがいい(前編)
もう一つの村を作りました。
その名も、じごく村。
…地獄が豊かになっていく様って……
それを笑顔で望むしずえ…
ひと月半弱の村整備で、公共事業が一段落したので夢見公開です。
思えば、いろいろありました。
新しい村を作るにあたり、ポテチ村のデザイナー・うすしお村長からの協力がありました。
設計、デザイン、物資・資金援助など。
ATM目指してコツコツ努力していたうすしおの貯金は半分以下になりました。
そのせいでしょうか。
村ができてほんの数日でラフレシアが!!
恐ろしや、地獄。
慌てて散らかったものを片付けてすぐにラフレシアは無くなりましたが、数日後にも同じように発生し、公共事業をすすめつつまた片付け、これではだめだと道を作り木を植えていったところ、さらに数日で今度はスズラン発見。
この落差が恐ろしい。
そう、公共事業もどんどん進めたんです。
可愛くて、毒気の無い住民たち。
なのに、みんなして地獄がより発展していくことを願っている。
地獄のオブジェ?怖いのか?
怖くない…(つかよっしゃきた!!)
地獄の平和って…むしろ怖い気がする。
新しい風って、もっと恐怖に満ちた場所にしたいのか?
それとも焼けつくような熱風とか…
まだ足りないの?
だけど、地獄が発展していくたびにみんなが喜ぶ。
スズランが咲いた日なんか、絶賛されたし。
地獄村内だけじゃ飽き足らず、外部から人を呼び寄せる計画までどんどん実行されている。
こんな居心地良さそうなキャンプ場を作って、外部から人を呼び込むつもりなんだな、きっと。
川沿いでちょっと行けば水場まであるなんて。
そういえばこんな提案もあったんだ。
やっぱり客を呼び込む気なんだ。(やった!)
しかし、そんな地獄から逃げ出そうとするものがすぐに現れた。
(後編へ続く)